#WHY I BECAME A SYSTEM ENGINEER
#なぜ私はシステムエンジニアになったのか?
初回の自己紹介で私の職業はシステムエンジニアだといいました。
まだ新卒1年目にもならないひよっこちゃんです。
今日はどうして文系出身の私がシステムエンジニアになったか
文系出身からエンジニアを目指す際に知っておいてほしいこと
についてお話しようと思います。
━文系からシステムエンジニアになるのを目指している就活生のあなたへ
もしなにか心にひっかかることがあるなら
一度この記事を読んでシステムエンジニアになることを考え直す機会になればうれしいです。
数学や物理など理系科目が死ぬほど嫌いだった高校時代。
小さな頃から異文化のコンテンツに触れることが好きで、
大学の専攻は外国人や外国の文化と触れあえる学部へ専攻しようと
一生懸命勉強したのが懐かしい・・・
無事、外国語学部に入学し
描いていた大学生活、留学、満足のいく大学生活を送り始めます。
しかし、3年生の後半から状況は変わります。
大学生活で一番憂鬱な時間、就活がやってきました。
自分が何をしたいのかわからなくて
最初は興味のありそうな企業や業界を手当たり次第に受けたことを覚えています。
「化粧品が好きなので化粧品業界の営業?」
━いやまず、競争率すごすぎてESが全然通らない
「外国語が使える空輸・海運?」
━最終までいった企業はあるけど企業研究してなくてぼろが出た
「外国人と触れあえる日本語教育?」
━一応内定はもらえたけどファーストキャリアとしてなあ・・・
「韓国語まあまあ話せるから韓国企業?」
ー上には上がいた、韓国語の実力が微妙、Galaxyのあの会社最終でサヨナラ
「話すの得意だしとにかく営業?」
ーこのへんからもう自暴自棄
「親も大手行けって言うしもうとにかく大手ならいいや」
ー適当に調べた大手のIT会社の営業職を見つける
そのIT会社の営業職の説明会だと思って参加したら
なんとシステムエンジニア(SE)の説明会だったので、(興味はないけど)
途中で帰ることもできずとりあえず聞いてみました。
現SEとして活躍されている元文系の女性が登壇されていて
「システムエンジニアは文系からでも女性でも全然大丈夫だよ!
営業みたいに暑い中走り回らず、着たいもの着て自由に働けるよ!」
そんな熱いメッセージを私たちに送ってくれました。
まんまとその熱いメッセージに感化され気づけば2次面接の場で
やる気もないし会社のこと何に知らないのに
「パソコン操作も大得意ですし、この業界に興味超あります!」
みたいなこと大まじめな顔して言ってました。
でもなんとそのときの面接官(今の部長)が
「あまりにも堂々としすぎてそこがよくて君を選んだよ!」といわれ最終へ。
*ほんとに失礼な話ですがこれは当たり前だったんです、受かると思ってないし興味ないと思ってましたから緊張しなくて・・・ほんとなめてました。
最終でも変わらずハッタリをかましてうわべだけの言葉で熱く語ってました。
でもなんと内定をもらえました。
エンジニアは人手不足だからなりやすいってもありますけど
とにかく幸運だったとしか言いようがありません。
そのとき日本語教育を行っている会社に内定をいただいていて
2択のうちどちらをとるか非常に迷いました。
でも結局SEをこの3つの理由から選ぶことになったのです。
この適当な理由からした選択が後に私を苦しめます。
大学を卒業し、4月。
コロナの影響でリモートでしたが
それでも緊張感でいっぱいの入社式を終えました。
本格的に研修が始まり、あのときの私の選択を非常に後悔することになります。
システムエンジニアには2種類(開発と基盤)があり、私の会社では研修でどちらの分野の研修も行われることになっていて、配属時に適正に合わせてどちらかの職が選ばれます。
まず開発の研修が始まりました。だいたいシステムエンジニアになりたい人は
この開発がやりたいと思って入ってくる人が多いと思います。
開発はいわゆるアプリを作ったりする人です。
私も面接では一応開発志望と言ってました。
開発には開発言語を使う必要があり、研修ではそれを3~4ヶ月習いました。
クラス分けされ、一番下のクラスでなんとか頑張ってましたがこのとき精神的にほんとに限界でした(笑)
一番下のクラスの中で最下位?だったと思いますおそらく。
習っても復習しても全く理解できなくて、何度辞めようと思ったかわかりません。
文系能には理解しづらい部分がやっぱりあるのだなと感じた瞬間でもありました。
でも、同期のおかげでなんとか耐えられてました。
次に基盤系の研修が始まりました。基盤系って言葉で説明すると難しいんですが、
ネットワークを作ったり、サーバー設定したりそんな感じです。
このときの研修は開発系よりはさくさくできて
「お?大丈夫かも?やってけんじゃない?」なんて思ってたりしました。
そんなこんなで研修は終わり、配属されることに。
皆さんの予想通り、基盤系に配属されました。
私の想像とは全く違う世界が待ってました。
男ばっかりの場所で機械だらけの部屋。力仕事も多く腰もやられ・・・
機械や画面とにらめっこの毎日。新しい装置や機械の勉強漬け。
夜間勤務と土日作業は当たり前。
あれ?私きれいなオフィスでPC使っていい感じのアプリ作ってるはずだったんですが?
人生設計間違えた?
そんな風に思う毎日が続きました。心がそんなんなので、配属されてから2~3ヶ月
体調を崩してました。
でもこんな想像と違う日々を選んだのは紛れもなく私自身です。
後悔したのもすべて私の行動が生んだことです。
自己分析にもっと時間をかけてたら・・・
就活の時に自暴自棄にならずしっかりやってたら・・・
後悔してももう遅いんですが(笑)
だからもし、軽い気持ちで文系からシステムエンジニアになる人がいたら
これだけはやってほしいなと思います。
- SEがどんな仕事か徹底的に調べる
- その会社のSEはどんなSEか調べる
- 事前に少しでも開発言語に触れておく(嫌いな可能性もある)
- SEには開発系だけなく基盤系もあることを知っておく
- 夜間や土日勤務、残業が多い仕事であると知っておく
- なぜ自分が大学で文系に進んだのか考える(理論的なものが得意か)
- 自己分析 自己分析 自己分析
- 企業研究 企業研究 企業研究
自己分析とか企業研究なんて・・・って思ってました。
けど結局一番大事なのってこの2つだったりします。
自分がなにがやりたいか、そしてその企業は何をしてるか。
これらをしてそれでも私はやっていけると思ったら是非挑戦してみてください。
SEが私には合わなかったけどあなたには合うかもしれないです。
ちなみに筆者はまだ同期や上司のみなさんのおかげでなんとか耐えています。
SEを続けたくないと言ったので違う部署へおそらく異動する機会をいただけると思いますが・・・
最終的に職種には後悔していますが、会社には本当に感謝しています。
こんなやる気のない新人を受け入れてくれ、成長させようとしてくれるのですから。
非常に運がよかった、本当にその一言に尽きます。
社会人として1人前になれたら、そのときは自分のやりたいことを探して
そこに直進しようと思っています。それまで今の会社で恩を返していきたいです。
最後に自分のために残したい言葉を書いて終わりにしようと思います。
「まず頭を空っぽにして自分のやりたいことを考えよう」
「やりたいことに自分が遠いなら、近くなるように努力しよう」
「短絡的な考え方は後悔を生む、時間をかけてしっかり考えよう」
「会社は大手がすべてではない、あなたのやる気と情熱が続く方へ」
「支えてくれるひと、縁を大切に」
END